11月29日(日)に大津市葛川坂下町で、平(だいら)里の市が開催されていましたので取材しました。平里の市は、坂下町の南の仲平集落の国道367号沿いの広場で、1995年7月9日から開催されています。小西さんにお話をうかがいました。
里の市の場所
里の市が開かれている広場
里の市の様子
里の市は、毎週日曜日の午前6時から午後4時まで開催されています。雪が降る12月頃から、雪が融けるまでの間はお休みするそうです。はじめは地域の方々の作った野菜が販売されていましたが、だんだん高齢化が進んで品物を出せる人が減ってきたため、現在は市場の北隣に住む小西幸子さんが1人で運営しているそうです。
里の市の野菜
里の市の漬物
テントの中には野菜や漬物が所狭しと並べられています。
紫ダイコン
クレソン
紫ダイコンは色が綺麗なので、サラダに混ぜたり、ダイコンと漬けても美味しいそうです。クレソンは京都の料理屋さんがしゃぶしゃぶにたくさん使ってくれているそうです。
柿・タケノコ・干し柿
ネギとダイコン
菊芋
たくあん・ドボ漬け・里芋
菊芋は糖尿や便秘にいいそうで、電子レンジで加熱してそのまま食べてもいいし、キンピラにしてもいいそうです。ドボ漬けはハヤトウリと日野菜の漬物で、本来一晩漬けて食べるそうですが、最近は寒いので、二日ほど漬けているそうです。
サツマイモ・万願寺唐辛子・沢庵
水菜
万願寺唐辛子は大振りの、あまり辛くない唐辛子だそうです。
小松菜
カブ
こんにゃく・塩昆布・奈良漬・紅しょうが・梅干し
こんにゃく
こんにゃくは猿が食べないそうで、こんにゃく芋は作れたけど、作り方がわからなかったので、習いに行ってきて、やっとこんにゃくになったそうです。お客さんにも美味しいと評判だそうです。
よもぎ大福・シソ餅・よもぎ餅
あく抜き中のトチの実
ヨモギのあんこ入りのヨモギ大福、シソの葉っぱと、うる餅ともち米を混ぜて作ったシソ餅、昔ながらのよもぎ餅。トチの実は、小西さんの家で食べる栃餅用に、あく抜きをしているそうです。
ふきのとう・ゆず・さんしょうのみそ
コケ玉
ふきのとうみそは、小西さんの実家のお母さんがふきのとうの味噌を作っていたので、真似して作ったものだそうです。さんしょうみそは、小西さんのご主人に、山に山椒があるから、出来ないのかって言われて、ゆずみそは、友達の所で柚子をもらって作っているそうです。全て小西さん手作りで、道の駅にも出しているそうです。
今年の市は既に終了となっています。来年の雪解けとともに再開されると思いますので、機会があれば立ち寄ってください。
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