葛川 移住者ろ自分らしく生きる人達 インタビュー

ここでしか生産できないような作物を見つけていきたい

葛川ファーム代表 西本忠則さん

西本忠則さんは、祖父の代まで住んでいた葛川で、農業を営まれています。標高の高い葛川は、昼と夜の寒暖差が大きいことを生かした商品の魅力アップに繋げています。
葛川ファームの特色や苦労、これからの展開についてお話をうかがいました。

西本忠則さん
葛川ファーム

葛川ファームについて

-葛川ファームの特徴について教えていただけますか?-

山の中で栽培してるんで、寒暖差があるんで、その分野菜の旨味と甘味が増しますんで。下手に化学肥料とか使わなくても、十分にいい味が出るんですよ。基本的に化成肥料は極力減らして、有機の肥料で作ってますね。

少量多品目で、主にクレソン・ミョウガ・ナス・ミニトマト等を栽培しています。あと、食ホオズキも作っています。食用ホオズキは特に、標高が高ければそれだけ甘みが増すみたいなんで。ここに来た時からずっと食用ホオズキをやってますね。リンドウも去年から始めました。今年は苗で植えるんですけど、1年養生して、2年目に出荷するっていう感じです。敬老の日の贈り物として需要がありますね。

葛川ファーム

手作りの看板

葛川ファーム

作物の栽培の様子

 

-葛川で農業をやるメリットは何ですか?-

標高が高い分、朝との昼間との寒暖差が5度ぐらいはあるので、その分甘みと旨みが出るんですよ。リンドウも、標高が高くて涼しい分、綺麗な色が出やすいんです。綺麗っていうか、濃い、青いリンドウが一番多いんですけど、それは綺麗な濃い青になるんです。

それに、涼しい分、遅れて出荷出来るのもメリットですね。トマトとか、一旦夏で終わったりとか、秋ナスの場合も剪定するんで、下で作ると1回止まるんですが、その間も出荷できるんです。

日曜市が開かれている広場

リンドウの説明をする西本さん

日曜市の様子

1年目のリンドウの様子

食用ホオズキ

コゴミ

食用ホオズキ

食用ホオズキ

 

獣害について

-サルとかの獣害についてちょっと教えていただきたいんですが。-

獣害は、サルとシカが来ますね。イノシシもいるんですが、まだそこまで被害が出てないです。ほとんどサルですね。花は根っこごと引っこ抜いたり、花だけちぎったり、花の上を歩いたりされますね。来る時は1匹の時と、何十匹という時の2パターンありますね。

シカの場合は、ある程度シカが飛べないくらいの高い障害だったら、電気柵ではなくて、ビニールの網とかでも大丈夫です。でも、サルの場合はビニールの網だったら確実に破って入って来ますんで、1つの畑ごとに鉄の網と、その上に電気柵をやってます。サルが網に手をかけた時点で電気が走ります。サルもシカも防げます。でも、電気柵の電気が切れてる時は焦りますね。ですからそういうことのないように気をつけています。

日曜市が開かれている広場

畑ごとに電気柵が貼られています。

日曜市の様子

西本さん考案の電気柵。ほぼ入られないそうです。

これからの取り組みについて

-新しい特産品とか、何か考えていることはありますか? -

加工品ですね。自分で作った野菜をそのまま漬物とか、花の場合だったら、今やっているのが仏花なんですけど、リンドウと菊をどんどん増やしていければと思います。

それと、下よりも5度くらい気温が低いという、山の上の利点を生かして、ここでしかできないような作物を見つけていきたいなと思っています。

あと、ホオズキもここの地名の葛川とかをつけて、ブランド化出来ればいいんですね。でも、虫の被害が凄いんですよ。いろんな虫が来るんです。ハチが来ると、皮を破いて中を食べてしまって、開けたら食われてるとか。なので、まだうまく出荷できないんですよ。これからの検討課題ですね。

キュウリメロン

キュウリメロン

ナス

ナス

-西本さんの作った野菜はどこで買えるんですか? -

道の駅は妹子の郷と琵琶湖大橋米プラザの2ヵ所で通年販売しています。あとは葛の里日曜市ですかね。葛の里日曜市は、毎週日曜日の午前11時~午後4時まで、葛川坊村町のコミュニティセンター前の広場で開かれています。今年は12月6日が最後で、来年は4月から始まります。

西本さんが作った野菜

西本さんが作った野菜

干し柿

干し柿